分福茶釜

必要十分と、少しの贅沢

次の恋に落ちてしまうまで

何かを好き、とか、これじゃなきゃやだ!とかいう状態って、

とても楽しいけど苦しいなあと思う。

 

何かが大好きだとそれが手に入らなかった時とか失ってしまった時に苦しいから。

 

この世にこれじゃなきゃだ無理!なものなんてほんとはないのかもしれない。

家族くらいかもしれないなと最近思う。

 

これじゃなきゃ、と思っているものは、何かに執着して、離れられないだけで、

実際、他に代用品があったりするんじゃないだろうか、なんて。

 

どうしてあんなにあの人のために頭も体も心も時間も捧げられたのだろう、とか。

 

昔の恋なんか思い出すと、なんか自分に足りないものをその人で埋めようとしていたのかもなあなんて。

 

恋は楽しいことだけど、それをまたしたいかと聞かれると少し迷う。

 

恋は楽しいけどとても苦しいし、恋のエキサイティングな感じだけ味わい続けるのは難しくて、いつか終わりがきて結局苦しいものになってしましそうだから。

 

恋したいなあなんてごちゃごちゃ考えずに、恋に落ちてしまうまでの間は、のんびり、自分のために頭も体も心も時間も使っていきたいなあ。

 

なんて、一つ恋が終わってしまった私はちょっとの寂しさを共に考えたりする。