分福茶釜

必要十分と、少しの贅沢

小さく生きれば

私の生きている範囲はいろんな意味で、思った以上に狭いなあと最近思う。

 

行動範囲も、家の中で実際に使っているものも。やってることも。

でも、手広くやり過ぎないのもコンパクトでいいのかもなあと思う。

 

あれもこれも、と生活に取り入れてたら余裕がなくなって、訳が分からなくなりそう。

 

朝は適当に決まったものを簡単に準備して食べて。いじくりまわしたってそう変わらない大したことのない顔に簡単に化粧をして。

いろんな人が座る電車の座席でも気にせず座れる様な、高価ではないけどお気に入りのスカートを履いて。決まった時間のバスと電車で仕事へ行く。

 

仕事が終わればたまにジムへ行って、無心になる。家に帰れば、そう高くない洗顔料やら化粧水でスキンケアをする。簡単なもので晩御飯を腹八分で済ます。昔買った本をパラパラめくって、とっとと寝てしまう。

 

ほぼほぼ決まった毎日だけど、決まっているから迷いがなくていいよね、と思う。

長いこと続くであろう日常生活に、迷いは少ない方がいいと思う。

もっと他のことで、人間関係やら、仕事やらで迷うのだから。

 

私の部屋にはものがたくさんあるけれど、実際に使っているものって、もっと少ないんだろうなあ。

実際に使っているもの以外、容赦なく全て捨ててしまったらどうなるのだろう。

寂しいのか、せいせいするのか。

 

ちょっとづつ身の回りのものを減らして、もっとコンパクトに、身軽になってみたいな。